赤ちゃんは、暑いとか寒いとかを言葉で伝える事が出来ません。それに、大人のように上手に体温調節も出来ません。
エアコン以外で赤ちゃんが安全に過ごせる暖房器具を選ぶには以下のようないくつかの条件があります。
- 赤ちゃんは危険を自身で回避できないので、転倒防止機能
- 熱くなりすぎないような機能やフェンスなどやけどを防止する対策
- 暖房ブランケットなどは、温度設定の管理や窒息を防止など見守りや必要ある
- 電気製品のコードなどが絡まらないような見守りが必要
- 衣類を厚着する場合は、暑くならないよう赤ちゃんの様子を見守る
これら条件を踏まえた、赤ちゃんや子供の安全な暖房には、いくつかの方法があります。
この記事ではエアコン以外の安全な暖房方法3選を紹介します。
エアコン以外で赤ちゃんに安全な暖房3選
エアコン以外で赤ちゃんに安全な暖房は以下の3つが推奨されます。
- オイルヒーター
- 遠赤外線パネルヒーター
- ダイソンのホット&クール
ひとつひとつの特徴やメリット・デメリットについて解説していきますね。
①オイルヒーターの特長(メリット・デメリット)
オイルヒーターとは、難燃性のオイルを電気の力によって加熱して、その放射熱で空気を暖める暖房器具です。
高温となったオイルを容器のなかで循環させて放熱するため、送風することなく室内を暖めます。
室内の空気をゆっくり暖めるため、気密性の高い空間で使用するのがおすすめですが、気密性が低い古い木造住宅などには、あまり向きません。
オイルヒーターのメリット
- 高い静音性
- 空気を汚さない
- メンテナンスの必要がない
- 火傷しにくい
ファンがないため運転音がとても静かです。また、送風構造が必要ないため室内にほこりやごみをまき散らさず、石油ストーブや石油ファンヒーターのように空気を汚しません。
こまめな換気も必要なく、室内環境が心地よく保たれます。
お手入れは、表面のホコリを掃除する程度でとても簡単です。
オイルを温める構造のために、触ってしまって高温やけどや、長時間触れて起きる低温やけどの心配もなく安全です。
このため、寝室や赤ちゃんのお昼寝用にとても向いた暖房設備といえます。
オイルヒーターのデメリット
- 温まるのに時間がかかる
- 電気代がかかる
一般的に運転を開始してから室内が暖たたまるまで、だいたい20~30分ほどかかります。
室内に冷気が入ると、室温が下がりやすいのも難点といえるでしょう。
また一般に600W~1,200Wの電力を必要とし、室内を暖めるまでに時間を必要とするので、消費電力は高くなる傾向にあります。
②パネルヒーターの特長(メリット・デメリット)
パネルヒーターは、内蔵の電気ヒーターがパネルを加熱します。
パネルからの放熱と輻射熱によって、部屋や人を温める仕組みになっています。
パネルの面積が大きいほど、より効率的に周囲をあたためられます。
速暖性を求めるなら、サイズの大きいモノとなりますが、それなりに電気代がかかることになります。
パネルヒーターのメリット
- 高い静音性
- 空気が乾燥しにくい
- 持ち運びが楽
- 安全性が高い
モーターやファンがないために、作動音がほとんどしません。
またエアコンやファンヒーターのように温めた風が出るわけではないので、空気が乾燥しにくく加湿器用併用が不要です。
重量が軽いものが多いので、各部屋にエアコンを設置する必要が無く、必要なときに持っていくので大丈夫!
パネルヒーターの表面温度は一般的には約40~44℃と、体温より少し高い程度なので、火傷の危険性は低いです。ペットやお子さんが過ごす部屋にもぴったりですね!
パネルヒーターのデメリット
- 温まるのに時間がかかる
- 電気代がかかる
- 部屋全体を暖めるには不向き
- つけっぱなしになりやすい
空気をゆっくりと暖めるタイプの暖房器具のため、室内が暖まるまで時間がかかります。
室内が暖まるまで時間がかかるとので、その分電気代も高くなります。
部屋が広くなるほど室内も暖まりにくく大きな部屋にも不向きです。
また、静音性が高く、室温もなかなか上がらないため、スイッチを入れていることを忘れやすく、節電に向きません。
シロカのかるポカは、おしゃれなデザインで遠赤軽量ヒーター!フロッキー加工で火傷しにくい加工がされています^^
▼リモコン付きで操作がラク!2022年モデルのかるポカ
▼節電モード搭載!2023年モデルのかるポカ
>>シロカかるポカ2種を紹介!2種の違いも徹底まとめの記事はこちら
③ダイソンのホット&クールの特長(メリット・デメリット)
夏は扇風機、冬はファンヒーターとして暖かい空気を送ります。
空気清浄機としても1年を通して使える1台で3役をこなす家電がダイソンです。
年中だしっぱなしで使えるところがお得感があるよね!
ダイソンのホット&クールのメリット
- 高い静音性
- 空気清浄機能がある
- 持ち運びが楽
- 安全性が高い
- アプリを使うと部屋の状態を把握できる
「ナイトモード」で夜の運転に適した静音性を発揮します。
HEPAフィルターの構造を工夫し、PM0.1レベルのウイルスなどの微細な粒子を99.95%除去してくれます。
そのため、空気清浄機としての基本性能も高い
羽根がないので、送風機を使っても巻き込まれず安全。
アプリをダウンロードすれば、温度・湿度・空気の綺麗さなど、部屋の状態を確認できます。
ダイソンのホット&クールのデメリット
- 電気代がかかる
- 多機能なのに使用方法がわかりづらい
- 値段が高い
ヒーターを使うときには送風を行う必要があるため、全体的に消費電力が高くエネルギー効率が悪いといった大きな欠点があります。
多機能なぶん操作が複雑で難しくなる
また9,300~107,800円(税込)と価格もかなり高額です。
とはいえ一年中使えて、1台で暖房・冷房・空気清浄を行えるので、むしろ安い価格ともいえます。
>>ダイソンピュアホット&クールはエアコン代わりになる?電気代は?の記事はこちら
赤ちゃんがいる部屋の暖房は何度がちょうどよい?
赤ちゃんのいる部屋の暖房温度は、20~23℃が適切だといわれています。
暖房器具などを使用して、室温を保つようにしましょう!
また室温だけではなく、湿度も大切です。
室内の湿度は40~60%に保ちましょう。
乾燥しがちな冬は、風邪や感染症にかかりややすくなります。
温湿度計などを直射日光や暖房器具のそばを避けて設置し、室内の温度と湿度を保つように工夫しましょう。
エアコン以外で赤ちゃんを暖かく寝せるための工夫
①暖かい素材のスリーパーを着せる
スリーパーとは、赤ちゃんの寝間着の上に着せられる上着のことをいいます。
お布団のように赤ちゃんが蹴ったり、寝がえりをしても外れてしまうことがないので寒い冬の夜でも安心です。
スリーパー素材には以下の3つがあります。
- フリース素材
- ガーゼ素材
- ダウン素材
ひとつひとつ特徴を解説していきますね。
フリース素材のスリーパー
フリース素材のスリーパーには以下の特徴があります。
- 保温性が高い
- 軽い
- 乾きやすい
- 肌触りが柔らかい
フリースは保温性が高い繊維で、冬場の寒さ対策として最適な素材です。
軽くて柔らかいので、就寝中の赤ちゃんの負担になりません。
速乾性があり乾きやすいので、洗濯も頻繁に行えます。
化学繊維のため、肌が弱い赤ちゃんの場合は、かゆみや赤みを発症する可能性があります。
ガーゼ(綿)素材のスリーパー
ガーゼ(綿)素材のスリーパーには以下の特徴があります。
- 保温性が高い
- 通気性が良い
- 吸湿性が高い
- 化学繊維より肌への負担が少ない
綿の繊維は中が空洞のため、熱が逃げるのを防いで温度を保ちます。
湿気も吸い取るので汗かきな赤ちゃんには最適な素材です。
綿は天然素材のため、化学繊維より肌への刺激が少なく、敏感肌の赤ちゃんにも安心して使えます。
ダウン素材のスリーパー
ダウン素材のスリーパーには以下の特徴があります。
- 保温性が高い
- 保湿性が良い
- 軽い
- 化学繊維より肌への負担が少ない
羽毛を詰め物として使っており、保温性や保湿性に優れています。
洗濯機で洗えるものも多いため、清潔に使用できます。軽く着やすく、温かいので、ベビーカーでおでかけするときなど外出をするときにアウターのようにして着ることもできるようです。
防寒着として着られるため、冬場のさまざまなシーンで活躍しそうですね。
②ゆたんぽを布団の中に忍ばせる
湯たんぽには以下のような3つのタイプのものがあります。
- お湯を入れるタイプ
- レンジで温めるタイプ
- 充電式でお湯が不要の蓄熱するタイプ
いずれも最初にお湯を沸かしたり、レンジを使用してり、充電するなど、燃料費はそこだけしかかからず、経済的な暖房器具です。
部屋が乾燥しない、経済的などの利点があります。
一方、直に赤ちゃんに触れさせてしまうと、低温やけどのおそれがあり、置く場所などに注意が必要です。
お布団を温めるために先に入れて置き、赤ちゃんが寝る時は取りだしたり、お布団に入れて置くなら、赤ちゃんから離れた場所に設置するなどの工夫が必要です。
エアコン以外で赤ちゃんに安全な暖房3選!まとめ
エアコン以外で赤ちゃんに安全な暖房3選をまとめました。
- オイルヒーター
- パネルヒーター
- ダイソンンのホット&クール
の3つの暖房器具が赤ちゃんにはおすすめです。
暖房器具の他にはスリーパーや湯たんぽなどで温かく寝かせる工夫もありますよ!
赤ちゃんが快適に過ごすためには、室温20~23℃で湿度は40~60%が最適です。
赤ちゃんは自分で体温調節が上手にできないので、ご両親が上手に快適な空間を作ってあげてくださいね。
また、冬は湿度も下がりがちで、風邪や感染症にもかかりやすくなります。
室温だけでなく、加湿器などで湿度も上手に保ってあげてくださいね。
赤ちゃんのいるお部屋の暖房に迷っている方にこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。