子どもが小学生に入学するとき、共働き世帯の多くは子供を学童に入れるかどうかを考えるタイミングですよね。
【学童に入れるか入れないか】を真剣に悩む方も多いでしょう。
昔は学童もそこまで利用している人は多くはなかったかもしれませんが
今や共働き世帯の増加など様々な家庭環境により、近年とても需要が高まっています。
ただ一方で
『子供が学童には行きたがっていない』
『学校の後はおうちに帰らせてあげたい』
という子供や思いもありますよね。
『学童っていいところなの?』と不安に思う方もいるかもしれません。
ちなみに…我が家の息子は学童を少学1年生の途中でやめました。
今回はそんな私の経験も踏まえて
学童に入れるか入れないか、学童のメリットデメリットについてまとめたいと思います。
学童って希望者は全員入所できるの?
まずは【学童って希望すればだれでもはいれるのか?】をお伝えします。
学童は、公設公営で運営されている場所もあれば公設民営といって地域の方などとの協力で運営がなされているところがあります。また、民間会社が運営する学童なども最近では多くありますよね。
ここでは、学区内にあり多くの子ども達が利用している公設の学童についてご紹介をします。
入所できる範囲は、小学校3年生までのお子さんを保育の対象にしているところもあれば、受け入れ対象の拡大で小学校6年生までが対象というところもあります。
入所希望のお子さんで小学1年生の場合は優先的に学童に入れることが多いですが、待機児童が出ているところではすぐに学童へ入所できない場合があるので注意が必要です。
学童に入れるか検討される場合は
まず【子どもが通う学区内にどのような学童があるか】
早めの情報収集をおすすめします。
市町村の担当部署や各学童に気軽に問い合わせてみましょう!
新1年生に対する学童の入所説明会や申し込みは秋~冬にかけて行われることが多いです。
なので10月頃になったら、申請はいつからか?あらかじめ確認しておきましょう!
(申請し忘れてしまっては大変ですよね)
また、途中入所という形をとるご家庭もあります。
例えば、転勤で引っ越してきた・就職先が決まったなどの理由で年度途中から子どもを自宅でみることが難しくなったという理由です。
その場合、基本的には受け入れてくれる学童が多いです。しかし、待機児童が出ている地域では、すぐに入所ができないといった状況になることがあるので注意が必要です。
学童に入れるか入れないか悩む!学童のメリット5つ
学童に入れるか入れないかどうしようか悩んでいる人も多いと思います。
我が家の子供も半年間だけ学童へ通っていたので
その経験を踏まえてメリットをお伝えしたいと思います。
1.安心して預けることができる
小学生とはいえひとりでおうちにお留守番は不安が残る…という方も多いでしょう。
その点学童であれば、きちんと出席をとってくれますし、勝手に外出することもありません。
ちゃんと入所している子供たちを安全に見守ってくれるので
やはり働いている身としては安心です。
特に小学1年生なりたての時はおうちに帰ってくるまでも不安。帰り道に不審者に会ったらどうしよう…という不安も。
学童の子供たちは一斉に学童に向かって歩くため、ひとりになることがほぼありません。
そういった面でも安心だなぁと感じます。
また学童は小学校と近い距離にあるという点も安心材料となりました。
2.地震などの災害時でも安全
災害時(突然の地震など)に一人でお留守番していては
ちゃんと安全な場所へ避難できるか心配ですよね。(いつなにが起きるかわからないので)
学童に入所していれば指導員の方々は避難訓練などを通して避難経路や安全確保については周知しています。
そのため、災害が起きても冷静に安全な場所へ子供たちとともに避難すると思うのでお留守番よりも安心感が違います。
3.クラスや学年以外の友達ができる
これは結構メリットとして考えている保護者・子供たちが多いように感じます。
クラス以外や他学年の子たちが一緒になって遊ぶ機会も多く、お友達が幅広くできます。
また下の学年の子が入ってきたときには『お兄さんお姉さん気分』になっていろいろと教えてくれる子供たちも。
1年生から6年生までの幅広い学年の子ども達が一つの部屋に集まります。学校とはまた少し違う環境の中で、子ども達は同学年の友達や異なる学年の人たちとの関わり方やコミュニケーションの取り方を学んでいるようにも見えました。
※ただこれは例外もあり。逆にお友達になじめずつまらない…という子供もいることは事実。
4.宿題を終わらせてくれる
学校から学童に帰ってくるとまず最初に『宿題タイム』があります。
指導スタッフが教えたりすることはないのですが、きちんと自分の分の宿題を終わらせてくれるので
自宅に帰ってから『宿題やらなきゃー』ってことがほぼありません
これはワーママ的にはめちゃくちゃ助かるポイントですね!
5.長期休みも預かりあり
夏休みや冬休みなどの長期休みもしっかり預かってくれます。
学校がない分朝から夕方まで(延長預かりがある場合もあります)預かってくれるので
安心して仕事に行けます。
学童の指導員の方々が長期休みも楽しく過ごすための遊びや企画を用意してくれることもあり
長期休みでも楽しく学童で過ごせているという子供も多いですよ。
以上学童に預けるメリットを5つ挙げてみました。
どちらかというと子供目線もありますがワーママ目線のメリットもいくつかありますね。
働く身としては何かと助かるし何よりも安全!というのは代えがたいものです。
ただ、子ども目線だけで考えると学童がメリットかどうかは子供のタイプによって大きく異なるかも…というのが本音です。
ここであげた子供目線(気持ち)のメリットはあくまで【学童がその子供に合っていた場合】に限られるかもしれません。
学童に入れるべきか悩む!学童のデメリット
では続いて学童に預ける際のデメリットについてご紹介しますね。
1.学童に仲良しのお友達ができないと一気につまらない
相性の合う友達がいればいいですがいなかったときは一気につまらない&退屈な時間となります。
なかには『学童をやめたい』とお子さんに言われたという人も。
学校とはまた別のコミュニティとなっており、学校よりも気が抜けてはじけてしまう児童もいます。
そんな学校とはまた違う雰囲気の学童に
学校は楽しいのに学童には居心地の悪さを感じる子がいるのも事実。
こればっかりはお子さんひとりひとりによるので
入所したばかりの時は特に気を付けて子供の様子を伺う必要がありますね。
2.集団生活や自由の制限がストレスになる場合も
小学1年生はとくに慣れない学校生活に疲れてしまうお子さんも多いです。
そのため学校にいってさらに夕方まで学童…となると集団生活が長時間となりそれがストレスになる場合もあります。
大人だってその気持ちはわかる…
また学童によりますが、公園など外で自由に遊ぶことができない場合も多いです。自由に好きなことをして遊びたいのに…と窮屈感を感じてしまうことも多いでしょう。
学童の時間に『好きな遊びや過ごし方』を見つけれるかどうかも、学童が楽しいか楽しくないかの分かれ道となります。
3.夏休みや冬休みでもそんな感じがしない
『周りのお友達は夏休みなのに、ぼくは毎日学童か~。』
という気持ちの子供もいるでしょう。
長期休みはおうちにいたい
という子供にとっては長期休みの学童はストレスになってしまう可能性があります。
特に小学3年生や4年生になってくると1日学童で過ごすのは退屈という子が結構でてきます。
4.長期休みはお弁当作りが必要
これも仕方ないけどワーママにとっては結構大変…!
学童でもさすがに給食はでないので長期休みに入ると毎日のお弁当作り業務が発生します。
6.保護者参加イベントがある
こちらは学童によって結構異なりますが
保護者会運営は基本的に保護者の方が主体という学童もあります。
- ・保護者会の役員
- ・近隣学童との意見交換会、学童運営に関する会への参加
- ・行事の運営やお手伝い(お泊り保育、お祭り、クリスマス会、プールの引率など)
上記以外にもたくさんあるイベント・行事に何かの形(買い出しなど)で協力をしてもらうことがあるようです。
月1回の保護者会ぐらい、行事のお手伝いぐらいと思われるかもしれませんが、働いている保護者の方の立場からすると、それに合わせて仕事や家庭の都合をつけるというのは結構負担です。
6.マスクをつける時間が長くなる
withコロナの時代、学校でのマスク着用は当たり前になっていますが
学童でもそれは同様です。
『しっかりマスクをつけましょう』と都度指導員の方が声がけする姿もみかけました。
集団生活が長くなる分マスクをつける時間も長くなります。
もうマスク慣れしている子供も多いと思いますが、マスク嫌いな子供にとってはちょっと大変かもしれません。
以上デメリットを6つ挙げました。
学童に入れるか入れないか悩むなら…
楽しそうに毎日学童で過ごしている様子ならば問題ないですが
もしお子さんが学童に行きたがらないという場合は上記あげたようなデメリットが原因ということもあるかと思います。
しかし働いていてどうしてもお子さんを学童に入れないといけない場合も多いでしょう。
そういった場合でも『うまく学童で過ごせているかな?楽しめているかな?』というところは
常に子供から話を聞いて様子を知っておくことが大切です。
子供によっては小学3年、4年当たりからはカギを持たせてお留守番に移行するという子もちらほら出てきます。
うちの地域では4年生になると学童にはいかなくなる子も多いよ
子供がどうしても学童に行きたくないというのであれば
1年、2年生のうちは頑張って通ってもらって、小学3年生になったころから『お留守番』も選択肢にいれて検討することもできます。
学童は途中でやめることも可能です!
もし入れるか入れないか悩んでいるならば
『とりあえず申し込んで学童に通わせてみて考える』
でも全然アリです!
逆に途中から『やっぱり入りたいです』と申し込むと待機児童の関係ですぐ入所できない場合もあるので
先手で申し込んで後から決断したほうがいいかもしれませんね。
我が家の途中で学童をやめた理由
これまでメリットデメリットをご紹介してきましたが
デメリットの部分が気になると思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ実際のところ
学童がメリットだらけになるかデメリットばかりになるかは
お子さんにもよるかと思います。
ちなみに途中で学童をやめた我が家の場合は
デメリットのほうが大きかったです。
うちの子供は学校が終わったらすぐにおうちに帰って
好きな遊び(ホワイトボードにお絵かき)を自由にしたい
というタイプでした。
学童でももちろん好きなことをして遊べますが、遊び道具に限りがあるしお家のような自由さにはかなわなかったようです。
実際、学校から帰ってきた瞬間気持ちが切り替わるのか、完全にオフの姿で解放感に満ちています。
集団生活は楽しくても疲れはするよね
と子供をみて思いました。
当初は仕事もあるし、お留守番は心配だったので学童に入れましたが
迎えにいくとめちゃくちゃ退屈そうに座り込んでいるんです。。。
家ではめちゃくちゃ生き生きしているのに、真逆の姿を見ると、
『この子の気持ちもを優先してあげたい』
『退屈な時間を過ごすよりのびのび楽しい時間を過ごしてほしい』
という想いももともとあったので
子供の下校するころには戻れる仕事に変更しました。
また現在は在宅の仕事メインに移行するべく悪戦苦闘しているところですw
もし学童に入れないという選択をするならばそれなりにママの働き方を改革する必要もでてくるかもしれません。
(もう少し大きくなったらお留守番というのもありですが小学1年生ではまだ心配が大きすぎて踏み切れませんでした)
在宅の仕事はこちらのサイトから申し込んで在宅ワークスキルを身につけてる段階です。
子供が帰宅後も私は引き続きおうちで仕事をすることが多いですが
その間子供は、宿題をやったり、好きなことして思い思いに過ごしているので特に問題はないです。
『お母さんが家にいる』というだけで安心感があるのだと思います。
一方在宅で時間に融通がきく仕事だと
子供が帰ってきたら仕事をやめて子供との時間を過ごすこともできます。
臨機応変に対応できるのも在宅で働きはじめてよかったと思える点です。
学童に入れるか入れないか。入所のメリットデメリットは?
いかがでしたでしょうか。
学童に入れるか入れないか…で迷っている方も多いと思いますが
迷うならとりあえず『学童に申し込んで通わせてみる』のが一番の得策だと思います。
メリットやデメリットをいくつかあげましたし
安全面に関してはメリットしかないと思いますが
実際に通ってみないとわからない部分も大きいです。
我が家の子供は学童に合いませんでしたが
『学童が楽しくて、迎えに行くとがっかりされる』と話す友達のママもいます。
子供が楽しく通うことができているかどうか
子供に寄り添って様子をうかがってから
続けるかどうかを検討しても遅くはないと思います。
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